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ブログ 2016年7月アーカイブ
団塊世代の暮らしを快適にする温度差のない家
団塊世代の人も高齢とよばれる年齢になってきましたが、年齢とともに誰しもお健康への不安が膨らんできます。
とくに高齢につれて発症しやすくなるのがヒートショックで、これは日本の住まいも関係しています。
日本は湿度が高いため、日本家屋は夏が快適に過ごせるように風通しを重視した建築が一般的でした。
しかし、冬場は寒いため家族が集まる居間にはいつも暖房器具を置いて暖かくし、トイレや浴室はとくに暖める習慣はなく寒いままというのが普通でした。
冬の夜や朝、寝床やリビングなど暖かい場所から浴室やトイレなど寒い場所に移動した場合、身体に感じる温度差が激しくなります。
そのため血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞などヒートショックを起こします。
とくに団塊世代以上など高齢となると血圧が高くなるため、発症しやすくなります。
また、団塊世代など高齢の人ほど湯船に毎日浸かることが多く、寒い脱衣所から熱いお湯に浸かった場合、その温度差でヒートショックを起こす場合もあります。
日本は世界的に見てもヒートショックによる死亡事故が多いのが現状です。
≪団塊世代の暮らしを快適にする温度差のない家≫
高齢となると家の中での転倒を防止したり、移動を楽にするためバリアフリーや手すりをつけるなどでリフォームをしているご家庭は多いのではないでしょうか。
しかし、住まいの室温に気を配っている人は少ないのではないでしょうか。
先述のとおり、高齢になるほどヒートショックを起こしやすくなるため、家の中の温度差には気をつけなければなりません。
居間と廊下やトイレ、バスルームの温度差が少ないようにするには高気密高断熱住宅がおすすめです。
高気密高断熱住宅は室内の気温をできるだけ一定に保つ特徴があるからです。
夏と冬は室内の気温の変化が大きいですが、高気密・高断熱住宅なら温度差を小さいものにすることができるため、高齢者に限らず家族全員の健康と快適さをサポートしてくれます。
(坪田眞幸建築研究所) 2016年7月21日 07:35
心身ともに健康を保つ!園芸を楽しめる団塊世代の家
家を持つと楽しみの一つが庭などエクステリアです。
マンションのベランダとは違い、庭があれば大きな樹木を植えたり、本格的に家庭菜園を楽しむことができます。
団塊世代の人は余暇の楽しみとして園芸を楽しむ人が増加していますが、昔に比べると食の安全への意識が高まったことも、その一因ではないでしょうか。
太陽の光を浴び、風を感じながら楽しむガーデニング。
花や野菜を育てることは水やりをしたり、雑草を抜いたりと屋外で身体を動かすため、運動不足も解消されます。
また、収穫する喜びや食べる喜びも感じられます。
≪団塊世代の健康をサポートする園芸が楽しめる家≫
植物を育てることは心身ともに健康を保つ効果があるとされ園芸療法という名前で日本やアメリカ、イギリスなどの病院や高齢者施設で治療の一つとして取り入れられています。
園芸を始めると、毎日のように植物の世話をするため身体を動かしますが、それにより基礎代謝もアップして免疫力も向上します。
また、木々や草花が発する匂いが人にリラックス効果を与えるといわれており、うつ病といった精神疾患の改善にも効果が認められています。
庭に出て移り変わる季節を感じ、土に触れて、植物の色や香りを楽しみながら花や野菜を育てることにより、五感も刺激を受けて活性化します。
このような作用によりガーデニングは心身ともの健康になれ、情緒も安定し幸せな気分になれるなどの効果が期待できます。
高齢になると出かける機会も減って、若い頃ほど身体を動かさなくなります。
身体を動かさない状態が続くことで、心身の機能が低下し「生活不活発病」になりやすくなります。
しかし、ガーデニングや園芸をすることで、毎日植物の様子を見て運動するため、身体の機能低下を防ぐ効果も期待できます。
団塊世代の人が園芸を楽しむなら、庭も工夫が必要です。
水はけがよく、野菜が育ちやすい土壌にしましょう。
また、四季折々の花が咲くように計画を立てて種まきすることも大事です。
さらに防草シートを敷くことで雑草を生えにくくなります。
このように工夫することで団塊世代の人もムリなく楽しめ庭を保つことができます。
(坪田眞幸建築研究所) 2016年7月21日 07:35
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