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音を吸収し子どもをのびのび育てられる無垢素材の家


≪子育て家庭の悩みとは≫

少子高齢化の現代日本にあって、子どもを産み育てているというのは大変素晴らしいことです。
しかし、現代では周辺の環境に気を配らなければならない社会となりました。
今のご時世、例えば子どもが遊んでいる時の音などには、昔以上に気を使わなければならないといえるでしょう。
ですが、子どもは腕白だったとしても元気に育っていってほしいもの。
気兼ねなく遊ばせたり、大声で笑わせたりさせたいと思います。
しかし、周辺住民の迷惑を考えると、好きに遊ばせるということも難しく、頭を悩ませてしまいます。
そんな悩みを持っている場合、壁などの家の素材に気を付けてみればいいのではないでしょうか。


≪音を遮断ではなく吸収≫

そういうあなたにお勧めしたいのは無垢素材を使用した家です。
無垢素材を使用することによって、音をうまく吸収し、
外にあまり響かせないようなにすることも可能なのです。
従来の防音の考え方では、コンクリートのように音を通さない素材を使用することによって、
外部に音を出させないようにする、というようなことがなされてきました。
ですがこの方法では、家の中で音が反響を繰り返してうるさいケースもあります。
また、反響した音が外に出てしまう、というようなことも起こります。
しかし、無垢素材は音を反射するのではなく、音を吸収という働きがあります。
家のどこかで生じた音をバランスよく吸収して、うるさくさせないという効果があるのです。
この考えは、まさに無垢素材でなければ実現できなかったといっても良いでしょう。
天然素材ですからストレスの軽減効果なども期待できます。
「無垢素材を防音として使用する」というのは、あまり知られていませんが、
元気なお子さまのいらっしゃるご家庭はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
お隣さんやご近所付き合いも円滑になること間違いなしの手法です。
これから家を建てようとする際には選択肢に入れておきたい工夫です。

消臭効果のある天然和紙の壁紙


≪意外な住宅トラブル≫

家に住んでいるといろいろなトラブルに遭遇します。
その中でも意外に大きな部分を占めるものはなんだかご存知でしょうか。
実は、家のトラブルの中でも「ニオイ」に関するものは、非常に重要なのです。
一般的に、壁が薄くて音が漏れてしまう、であるとか、
床が少し傾いていて建てつけが悪い、というようなことはよく聞くかもしれません。
ですが人間はニオイの影響も強く受けています。
ニオイによる影響は時間をかけてジワジワと影響を与え、住み心地を悪くさせていきます。
例えば、コンクリート打ちっぱなしで湿気を通さないような家に住んだ時。
梅雨時などの湿度が上昇する時期になるとジメジメしますし、カビの発生などにもつながるでしょう。
その他様々な細菌が繁殖することにもなります。
常に不快なニオイが充満しているというのは、
人間にとって想像以上のストレスを与えることになってしまうのです。


≪日本の伝統技術を活用≫

では、どのようにしてこの問題を解決していったらいいのでしょうか。
答えはいろいろありますが、
内壁材の素材として和紙を活用するというのも効果的な手法の一つであるでしょう。
和紙は日本の伝統的な技術ですが、近年建築資材のひとつとして評価されてきているのです。
なぜならば、和紙は湿度の調整機能に優れており、湿度が上昇しがちな夏や、
逆に湿度が低下しがちな冬のアンバランスな湿度をうまくコントロールしてくれるからです。
またニオイの原因ともなるカビや細菌の繁殖も抑え、衛生的で住み心地のいい家を実現してくれるのです。
思えば、日本は伝統的に木と紙を使用した家に暮らしてきました。
これも、高温多湿になる日本ならではの知恵と言ってもよかったのかもしれません。
ニオイ対策としての和紙の活用は、古くて新しいアイデアです。
ぜひみなさんも家を建てるときは和紙の使用を検討してみてください。

木製フローリングの種類と特徴


≪フローリングにも種類がある≫

自然志向のライフスタイルを考えている人にとって、
自然の材料である木のフローリングはマストではないでしょうか。
しかし、ひとくちにフローリングと言っても、その種類は様々あります。
その特徴を把握しなければ、本当に満足することはできないでしょう。
一般的にフローリングというと、木目調の柄が美しい床を想像するはずです。
一枚の木から切り出している無垢材、様々な種類の木材を重ね合わせている複合材などがあります。
よく現場で用いられているのはこの複合材です。
ですが無垢材を使用することによって、実は健康効果を得ることもできます。


≪健康効果も期待できる無垢材≫

木は呼吸する「生き物」です。
木材になってもそれは同様で、もともとの木の呼吸のリズムで呼吸が行われます。
われわれ人類にとっても健康上有益な作用をもたらしてくれます。
それが、無垢材の有利性と言っても過言ではないでしょう。
複合材をフローリングで使用した場合、薄い板やはぎれなども使用することができます。
ですから無垢材に比べれば比較的安価である、ということもいえます。
あまり素材に詳しくない人から見れば、複合材も無垢材も一緒ですから。
ですが、フローリングに詳しい人から見れば、その種類の差は一目瞭然のようです。
これから自然志向の家を建てる人はただ「床板を木にしたい!」という考えだけではなく、
その商品ごとの種類にもこだわってみるのがいいでしょう。
もっとも素人ではなかなかそうした種類の知識もないですし、
家を建てる環境や工法によっても最適な床板も変わってくるものです。
一生の中で一番大きな買い物であるともいえるのが家です。
後悔することのないように、しっかりとプロに相談して検討しましょう。
無垢材のフローリングなら施工実績が多く、木と向き合ってきたに建築事務所がおすすめです。

ストレスを和らげリフレッシュできる無垢材の家


≪ストレスに囲まれた現代人≫
都会の喧騒に揉まれていると、ふと森林浴をしたくなるものです。
森林には独特の芳香成分があり、リラックスさせる効果があるからです。
でも現代社会に生きる人間にとって、そう気軽に森林に行けるわけではありません。
たまの休みも遠出しようと思っても、結局家でゴロゴロと過ごしてしまったり、
テーマパークで楽しもうと思っても、人混みで疲れてしまうということもあります。
そんなストレスに囲まれた環境にいる現代人にこそおすすめしたいものがあります。


≪無垢材の活用で森林浴気分≫

それは無垢材を使用した家です。
無垢材とは塗料などを塗ったりコンクリートなどではなく、自然の木を素材としているということです。
前述のとおり無垢材には芳香成分があります。
まさに家に居ながらにして森林浴をしているような効果を得ることができるでしょう。
ストレス解消にも効果があるといわれている成分です。
さながらアロマのような効能も期待することができるでしょう。
無垢材が調和する家は、まるで森の中の一軒家のように、内装も自然なかたちで仕上げることができます。
普通に都内の家だったとしても、まるで山中湖や軽井沢の別荘にいるような気分になれるかもしれません。
こういったポイントも、ストレス解消に抜群の効果があるといっていいでしょう。
現代人はストレスばかりの環境にありますが、お金持ちしかストレス解消ができないわけではありません。
このように無垢材の使用など、ちょっとした工夫でストレスから解放されることができるのです。
コンクリートの打ちっぱなしの壁などに比べれば費用は少し高いかもしれません。
ですが、日常の中で一番過ごす時間が長いのも家なのです。
特に結婚している場合や子どもがいる場合は、ぜひともお勧めしたい素材です。

湿気の調節に優れた珪藻土の壁紙


≪知らなかった珪藻土の仕組みについて≫

部屋の壁紙をどんな風にしようか?そういう風に考えている人は結構いるでしょう。
色合い、デザイン、手触り、いろいろな観点から選ぶでしょうが、
「機能性」の観点、抜け落ちていませんか?
「柱や屋根ならわかるけど、壁紙に機能性なんてそもそもあるの?」
そんなことを思っていたら大間違いです。
実は、壁紙はその素材によって湿度の調節機能などに大きな違いがあるのです。
その点から考えると、「ぜひ自然素材を使用した家を建てたい」という方には、
珪藻土の壁紙をお勧めしたいです。
珪藻土の壁紙は表面に微細な穴があいており、
湿度が高いときはスポンジのようにその穴に湿気を吸収する効果があります。
そして反対に湿度が低いときにはその穴から湿気を放出し、空気中の湿度を一定に保つ働きがあるのです。


≪電気代の削減にも効果がある!≫

一般的に夏は湿度が高くて暑く、冬はカラッカラで寒いというような傾向があるでしょう。
珪藻土はそうした状況を改善してくれるのです。
一般的には湿度が高いと温度も高く感じられ、低いと温度も低く感じられるのです。
珪藻土の調節機能をうまく活用すれば、夏は涼しく冬は暖かい、
というような理想の環境を整備することもできます。
せっかくの自然素材を使用した家を建てるのならば、エアコンなどに頼りすぎることなく、
あくまで自然志向で過ごしやすい環境を作っていきたいものでしょう。
そういった意味で珪藻土はパッと見は目立たないかもしれません。
ですが縁の下の力持ちとして大活躍してくれることでしょう。
珪藻土のような本当にいいものはそれなりの値段がしてしまうのでは?と思う気持ちもわかります。
しかし、先ほど述べたように調節機能を存分に生かすことができればエアコンの使用を控えることができます。
結果として日常の電気代の節約にもつながるというメリットがあります。

様々な創エネ住宅の最新事情


≪「創エネ」で家庭用エネルギーも自給自足の時代へ≫

近年、省エネ住宅の先を行くかのような「創エネ住宅」が注目されています。
創エネ住宅とは、太陽光発電などによってエネルギーを自らで創り出す機能・設備を備えた住宅です。
通常、家庭での生活に必要な電力は電力会社からの供給に頼るのが当たり前、とされていました。
しかし、消費電力を自らで創り出すといった、エネルギーの自給自足を図るシステムは、
光熱費が削減されて家計にやさしいだけでなく、地球環境への負荷も軽減され、
大きな社会貢献につながる画期的なインフラとして期待できるものです。
特に2011年3月に東日本大震災を経験した人々は、節電の意義について深く考える機会を与えられました。
その経験から学んだのは、以前の生活においていかにムダな電力を消費していたか、
そして本当に注力すべき大切なことは何かということだったのではないでしょうか。
真の豊かさは、必要のない場所にまで煌々と明かりを点けっぱなしにすることではもちろんありません。
やはり人間、大切なことは身を持って知る以外に良い方法はないこともあるのです。
創エネのシステムは、光熱費削減にとどまらず、災害対策などに多くのメリットがあることから、
普及の勢いは今後さらに加速すると見られています。
 

≪創エネが描く未来の「ゼロ・エネルギー住宅」≫

生活に欠かせないエネルギーを創り出す創エネ住宅においては、
太陽光発電や太陽熱利用の給湯システムなどが定番化しています。
太陽光発電の設備がある住宅では、電力会社が余った電力を買い取ることで、
光熱費を節約できるのが第一のメリットです。
しかし近年は電力の買い取り価格が下落傾向にあるので、そうした点も考慮に入れ、
減価償却までの期間については十分に検討する必要があります。
太陽熱給湯機は、日照時間の長い地域であればより効率的な稼働が期待できます。
最近では、日照不足などの際に自動的にガス給湯に切り替える連動併用型製品が増えるなど、
ユーザーの使い勝手がますます向上している点も魅力です。
この他、家庭用燃料電池(エネファーム)、蓄電池などを採用することで、
災害時の停電にも強い創エネシステムが構築できます。
創エネによって家庭用のエネルギーを創り出して消費するライフスタイルは、
エネルギー量を相殺する「ゼロ・エネルギー住宅」への布石として、今後さらに有望視されることは確実です。

様々な省エネ住宅の最新事情

≪熱エネルギーのムダを抑える省エネ住宅≫

家庭で消費するエネルギーは、冷暖房が全体の3割を占めると言われています。
「省エネ住宅」とは、冷暖房や給湯、照明などの生活関連のエネルギー消費を抑えて光熱費を削減し、
年間を通じて快適で過ごしやすい住空間にする設備や工夫が凝らされた住まいを指します。
また、カビやダニの発生を抑制し、温度差によるヒートショックの危険をなくして住人の健康を守ること、
結露を防いで建材の劣化や腐食から住宅を長く守ることも、省エネ住宅に必要とされる性能です。
省エネ住宅は、熱エネルギーのコントロールがカギです。
そこで、断熱・日光遮蔽・気密性保持の3つのポイントにアプローチした対策が重要になります。
効果的な断熱は、壁、床、窓、屋根などを経由した熱の移動を抑えることが課題です。
具体的には、夏と冬の冷暖房時の熱移動を極力軽減することが、省エネにつながります。
夏場は外部からの日射熱を防ぐことも、室温上昇の抑制に大きな効果があります。
すき間風による空気移動で結露が生じる場合もあるので、換気とのバランスを確保した気密性も非常に重要です。
 

≪費用対効果で選びたい省エネ設備≫

省エネ住宅は、高い断熱性能で冷暖房のランニングコストを軽減させることが大きな目標です。
最も熱移動率の高い窓や扉の省エネ対策としては、
複層ガラスや樹脂による断熱サッシによる二重窓が有効とされます。
断熱性能の高い窓や扉に採用することで、住まい全体の冷暖房効率が大きく向上します。
また、壁や屋根に適切な断熱材を配したり、断熱効果の高い特殊な塗料による外壁塗装を施すことでも、
室温の急激な変化を抑えることができます。
給湯も家庭の消費エネルギーに占める割合が少なくありません。
空気中の熱や廃熱を利用してエネルギーのムダを抑える高効率給湯システムは、
二酸化炭素を削減し地球環境にもやさしい設備として評価できるものです。
熱交換型換気システムは、暖房で温まった熱を逃がさずに換気する装置で、
多くのエコ住宅では冷暖房と組み合わせて採用される例も多くなっています。
その他、床下蓄熱や地中熱エネルギーの利用、長寿命のLED照明、オール電化システムなど、
省エネ住宅では常に最新の技術と設備のメリットを強調した提案がなされるのが現状です。
しかし、省エネ化については導入コストとランニングコストから見た費用対効果、
メンテナンスの充実度などについて事前に慎重に検討を重ね、ベストな選択をすることが肝心です。

次世代省エネ基準改正で変わる断熱材選び


≪現在の断熱材選びの基準と使用されている断熱材の問題点≫

現在の断熱材は素材の種類や、施工方法もいくつか種類があり、
それぞれにメリット・デメリットがあります。
費用対効果を見てもどれをとっても一長一短で「これがベスト!」と言い切れるものはありません。
コストだけに絞ると繊維系がベストになりますが、化学物質を含んでおり、環境への配慮に欠けています。
環境問題のことを考えると自然素材系がベストであり、
「断熱」という機能面を重視すると発泡プラスチック系がよいということになります。
今一番使用されているものは無機質繊維系の「グラスウール」という断熱材です。
ガラスと砂を原料として繊維状にしたもので、他の断熱材と比べても流通量が多いため、安価なのも特徴です。
原料が不燃性のため、耐火性も高く、軽いので施工しやすい、吸音性も高いというメリットもあります。
その反面、デメリットとして、グラスウールは湿気に弱く結露などにより、
年月が経つと壁の中で水分の重さで、下にずれてきてしまう可能性があったり、
直接触るとかゆみなどを伴うケースも多々あるため注意が必要です。
 

≪次世代省エネ基準改正とそれで変わる断熱材選び≫

省エネ基準(エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準)の改正があり、
住宅に関しては平成25年10月1日から施行されました。
しかし、経過措置期間として平成27年3月31日までは、改正前の基準を用いることもできます。
この平成25年省エネ基準での変更点は、大きくは三つで、
「地域区分の細分化」「外皮の省エネ性能の見直し」「一次エネルギー消費量」です。
改正前までの次世代省エネルギー基準の参考書には、
グラスウールは施行方法によって断熱性能が変わると書かれており、 
今は、吹き付け硬質ウレタンフォームに切り替わりつつあります。
硬質ウレタンフォームとは、ポリオールとポリイソシアヌレートなどを原料としており、
難燃性能や木材への接着性能を住宅用に改良している現場で直接吹き付け発泡させる断熱材です。
吹き付け硬質ウレタンフォームは、グラスウールなどの繊維系に比べて、
薄いうえに湿気に強いといった性能が高く、どの大工さんでも施工ができ、
仕上がりに差が出ないといったメリットがあります。
次世代の断熱材として注目されている吹き付け硬質ウレタンフォームですが、
これも様々な種類があるので、よく調べて適切なものを選ぶようにしましょう。

断熱材の使用箇所はどうすべきか


≪断熱材の使用箇所について≫

断熱材の使用箇所は大きく分けると、床・壁・天井の三箇所になります。
住んでいる地域の年間を通しての気候や風土、家の広さや形によっても、
外張り断熱(外断熱)もしくは充填断熱(内断熱)なのか、断熱材の素材に関しても大きく変わってきます。
地域によっては、工法や素材を使い分けることもあるでしょう。
特にここ最近は夏の暑さが厳しく、40℃を超える日もありますが、
極力冷房をつけたくないという方も多く、扇風機で過ごしていたりして、
家の中にいても熱中症になってしまうケースもあります。
こういったことを防ぐためにも断熱材を利用して、しっかりと防暑対策をしておいた方がいいでしょう。
また、夏だけでなく冬の寒さ対策にもなり、冷暖房も最小限で済むことから、省エネ住宅にもなります。
 

≪屋根の断熱と断熱材について≫

夏などは戸建ての場合、2階にいるだけでサウナ状態、
冷房もかなり下げないと効き目がないという家も多いでしょう。
屋根の断熱はあらかじめ、しっかりやっておくことに越したことはありません。
屋根の断熱には屋根断熱と天井断熱の二つに分かれます。
一般的には、ほとんどが天井の直上に断熱材をびっちりと敷いて、
天井裏の熱を室内に伝わらないようにする天井断熱が取り入れられており、
断熱材はグラスウールとロックウールがよく使用されています。
ただ、屋根裏部屋やロフトがある家、屋根が傾斜のついた三角の家の場合などは屋根断熱にしており、
断熱材としてはラスウールとロックウールだけでなく、発泡プラスチックも使用されています。
 

≪壁の断熱と断熱材について≫

屋外からの熱の影響を防ぐために、 壁に断熱材を施工しますが、
壁は、窓や玄関、勝手口やベランダなど開口部が多く、
季節や地域によっては結露の心配もありますので、その住宅に合った断熱材を考えるといいでしょう。
断熱材の種類は、グラスウールなどの繊維系と、
押出法ポリスチレンフォームなどの発泡プラスチック系に分かれますが、
それぞれにメリット・デメリットがあるので、よく知った上で選ぶことをお勧めします。

外張り断熱(外断熱)と充填断熱(内断熱)の違いは?


≪外張り断熱(外断熱)と充填断熱(内断熱)の違い≫

断熱材は、快適な暮らしのために、夏には外の暑さを入れず中の冷房を外に出さないようにし、
冬には外の冷気を入れず中の温かさを外に出さないようにする建材です。
よく外断熱、内断熱とか、外張り断熱、充填断熱という言葉を耳にしますが、
これは使用される対象と、工法の違いです。
正確にいうと、木造住宅の場合に外張り断熱、充填断熱と言い、
コンクリートの場合に外断熱、内断熱といいます。
それぞれの違いは断熱材を取り付ける場所(位置)の違いで、それぞれにメリットとデメリットがあります。
 

≪外張り断熱・外断熱のメリットとデメリット≫

外張り断熱や外断熱はその名の通り、断熱材を柱の外側に貼って全体を包み込むような工法のため、
断熱効果が非常に高く、外の温度の影響が少ないため、冷暖房も最小限で済み省エネにもつながり、
常に快適な室温を保つことができるのも特徴です。
外張りのため、室内側の空間が広くとれると同時に、配管や電気配線などの融通性が高くなります。
また、断熱材が取り付け易いので施工時のミスが少ないのもメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、内断熱の工法と比べると、施工工程が増えるため、
建築費用が高くなってしまいます。
外張り断熱は、断熱材の上から外壁を設置する方法のため、
断熱材と外壁の固定がしっかりと行なわれていないと、地震や劣化の際に外壁がずれる恐れがあります。

 
≪充填断熱・内断熱のメリットとデメリット≫
充填断熱・内断熱とは、いままでの一般的な断熱工法で、柱と柱の間に断熱材を敷詰める断熱工法です。
柱で断熱材が途切れてしまうので、外張り断熱と比較すると、外からの熱が伝わりやすく、
中の冷暖房も逃しやすくなってしまいます。
ただ外張り断熱・外断熱と比較するとローコストででき、10~20%のコストダウンが期待できます。
また、ほとんどの断熱材が使用できる、施工できる工務店が多い、
施工日程が外張り断熱と比較して少ない、といったメリットもあります。

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